ゆうばり映画祭 オープニングセレモニーレポート
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9月18日(金)~22日(祝・火)で開催中の〝ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020 Powered by Hulu〟。
この度、9月18日(金)の映画祭開幕日にオープニングセレモニーを実施しました。
MCにはフリーアナウンサーの笠井信輔氏が登場。まず、ゆうばりと中継をつなぐと、黄色いハンカチ広場にいる現地の方から「1年、この映画祭がくるのが楽しみで頑張っています。みんなで集まれることに幸せを感じています!」と今年も開催された喜びをあらわにしました。これまでは冬に開催されてきたゆうばり映画祭ですが、今年から夏開催。来年はBBQをしたり、みんなで食卓を囲みながら美味しいお酒を飲んだりと冬とは違った楽しみに想いを馳せ「ぜひ来年は夕張で会いましょう!待ってます!」と元気な姿で全国の映画ファンへメッセージを寄せました。
さらに鈴木直道 北海道知事も開催に向けて「今年は多くの人々にゆうばり国際映画祭の魅力が伝わるチャンスだと考えています。是非、この魅力あふれる作品の数々を楽しんでいただくとともに、街の再生に向けてたしかな歩みを続けていくゆうばり映画祭これからもみなさんの応援よろしくお願いいたします」とVTRでコメントを寄せました。
続いて、今年で7回目を迎える『京楽ピクチャーズ.プレゼンツ ニューウェーブアワード』の授賞式を実施。新しい才能を発見・支援するゆうばり映画祭が、クリエイターの支援に力を入れる京楽ピクチャーズ株式会社とともに、今の映画界で活躍されている映画人に、今後新しい波ニューウェーブを起こしてほしいという気持ちを込めて設立し、表彰するものです。大きな拍手で包まれた会場には、受賞者である 山田裕貴氏、奈緒氏、杉原輝昭氏が登壇しました。
<男優部門>を受賞した山田さんは、「この度はこのニューウェーブアワードを受賞することができて嬉しく思います。北海道にはご縁があり、ゆうばりにも初主演映画で訪れ、ゆうばり国際映画祭でも挨拶させていただきました。決して主演作品が多い俳優ではなく、地道にコツコツつみあげてきたものを誰かが見てくれていたんだと実感しました。コツコツと波を起こし続け、素敵な作品、役、俳優として何かを届けられるような存在になりたいです。」と、受賞への感謝と今後の意気込みを語りました。そして、本日9月18日は山田さんの30歳の誕生日。そんな山田さんへサブライズで大きなメロン熊が小さな“メロン熊ぬいぐるみ”をもって、ハッピーバースデーの歌とともに登場!受賞と誕生日をWでお祝いをしました!メロン熊にかまれながらの祝福に対し、山田は「今日から30代のスタートとなります。ゆうばり国際映画祭も30回目ということで、ご縁を感じています。今日誕生日だから気を遣って受賞さえてくれたのかなと思いましたが、審査する方々が僕の誕生日を知らなかったということで、しっかり俳優として受賞できたという確認がとれております。(笑)」と語ると会場は笑いの渦に包まれました。
続いて<女優部門賞>に選ばれた奈緒さんは受賞に対し、「すごく緊張していたのですが、山田さんのお誕生日のお祝いで心が和みました。このような希望ある賞をいただいて光栄に思います。新しい波を起こしてほしいという賞をいただけるのは想像していなかったのですが、今年1年、今日この日までたくさん恵まれてきたんだと思います。この出会いにすべて感謝したいです。私一人で起こせる波は一つ一つ小さいかもしれませんが、一緒に面白がってやってくれた仲間たち、出会ってくれた人々、作品、みんなと一緒に面白い大きな波をおこしていけるように精進していきたい。」と受賞の喜びと今後の抱負を語りました。
最後に<クリエイター部門賞>を受賞した杉原監督は、「この賞をとれたのも一重に僕のために現場で頑張ってくれた役者たち、わがままに応えてくれるスタッフのみなさん、特撮を好きなファンのみなさんのおかげです。この賞に恥じないようにこれからも頑張っていきます。」と緊張しながらも感謝のコメントを寄せました。
イベントの終盤では、ファンタスティック・ゆうばり・コンペティション部門 審査委員の清水崇監督、川瀬陽太さん、向井康介さん、本田隆一監督、モ・ウニョンさんの5名を紹介。代表して清水崇監督と中継をつなぎ、「過去には公開がたちゆかなくなった作品がゆうばりで特別上映をしてくださり、一般公開までいきつけた思い出があります。ゆうばりのみなさんのおかえりなさいを聞いて安心しました。こんなことがあってもゆうばりを頑張れるんだと嬉しく思いました。」と熱い想いをコメント。また、「今年は多種多様。ウガンダの作品があったり日本と韓国と中国の3つの国のドラマがあったり、ホラー、ドキュメンタリーなどそろっています。どこの誰でもみれる状態なので、世界中の方々にみていただければと思います。」とこれから作品をご覧になるみなさんにメッセージを寄せました。
続いて、インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門として、 佐々木浩久監督、黒沢あすかさん、チョン・ジウクさんの3名を紹介。代表して佐々木浩久監督に中継をつなぎ、「自主映画から世界が広がっていく作品たちの審査をできることをとても嬉しく思います。」と、開催への喜びのコメントを寄せました。
最後に、上田博和大会実行委員長により、メロン熊にかみつかれながらも「いよいよ世界で一番楽しい映画祭が開会されます!」と開会を宣言されると、クラッカーが鳴りお祝いムードに包まれ、イベントは幕を閉じました。