尾野真千子、主演作「フジコ」で熱演。血まみれ画像5連発解禁!
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10歳で初めての殺人を犯し、その後生涯で10数人もの人間を殺害した稀代の殺人鬼・フジコ。哀しいまでに幸せと愛を求め殺し続けた、壮絶な女の一生を、日本を代表する女優尾野真千子が熱演。
配信ドラマならではの聖域を侵しかねない映像表現にチャレンジしている本作では、過激なシーンも忠実に再現されています。
撮影で使用された血のりはなんと合計25リットル。実際にはここから薄めて使用するので、相当な量になったことが容易に予想できます。美術スタッフが自ら血のりの確保に走り、片っ端から買い占めたため、”この撮影時期、お店の棚から血のりが消えた”との裏話も…。
主演の尾野真千子も顔・髪・全身に至るまで血まみれになって撮影に臨まれました。
本人曰く「一度乾いてしまうとお風呂でふやかさないとなかなか落ちない」と振り返っており、文字通り“体当たり”の撮影となりました。役者・スタッフが魂を込めて作り上げた衝撃の殺人シーンは、11月13日より配信される本編に焼き付いています。
血まみれになりながらも体当たりで挑んだ演技を目撃してください。
◆尾野真千子コメント
最初、台本を読んだ時、「殺人はあってはならない悪いもの」という思いから断りたいと思いました。台本の読後感が「むごい、ひどい、つらい」の三拍子で、とてもひどかったからです。
正直、こんな衝撃的な役どころから自分を守りたいと思いました。
そんなとき、『凶悪』(脚本の髙橋泉が日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した映画)を観て、「できるかもしれない」と思いました。それでも不安がとれないまま撮影に入り、決して納得して演じたわけではなかったのですが、つくり手の誠実さに賭けました。
一言だけで片付けられない、人間の深部に問いかけてくれる部分があるドラマだから、ふんぎりをつけ、受け入れ、チャレンジするように飛び込むことができました。
主人公のフジコは、客観的に見て狂気そのもので酷い女性ですし、一方で可哀そうだとも思いました。この女性はいつ幸せだったのだろうと思いました。フジコなりの幸せは時々あるようでしたが、私たちから見ると可哀そうな人。殺人への衝動の飛躍が凄すぎるし、最後まで共感は一切できませんでした。フジコより他の人が可哀そうでした。
私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとても辛かったです。起伏の激しい平常心でいられない役柄でしたので、とても疲れました。疲労感が凄まじかったです。私にとっては、それだけ全身全霊で入り込めた役ということです。
どうなるんだろう、狂気しかないんじゃないかと不安が90%でしたが、完成したものを観てみると、人の痛みもわかりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました。
やってよかったなとやっと思えた作品ですので、ぜひ、楽しみにしていてください。